菌類(カビとキノコなど)の分類-ツボカビ類・接合菌類・グロムス菌類・子嚢菌類・担子菌類-と美味しいキノコと毒キノコ

分類

五界説の一端を担う菌界について見ていきましょう。

菌類とは?

体外消化という自己外で栄養分を分解して吸収する従属栄養生物が菌類です。
菌類は主に、キノコとカビと酵母菌だとだいたい思ってください。

菌類は真核生物ドメインであり、
細菌類は細菌ドメインです。

ということで、
菌類と細菌類は異なるグループです。

細菌類は環状DNAでしたが、
菌類はDNAにテロメアがあり、
死が存在します。

という訳で、
二重らせん構造のDNAを持つ
菌類は原始的な生物である、
細菌類と違うため、
種類がたくさんいます。

菌類の構造

菌類はからだは菌糸という糸状に集まってできた縦の棒のような部分から根っこの部分と、胞子で増える。

菌類には有性生殖と無性生殖があり、
無性生殖では、菌糸の先端が分裂して胞子ができる。

有性生殖の場合は、
菌子同士が接合してからみ合い、
2核性の細胞となり、
子実体を形成してその中に胞子をつくる。

菌類の分類

菌類は5つに大別されます。

  • ツボカビ菌類
  • 接合菌類
  • グロムス菌類
  • 子嚢菌類
  • 担子菌類

の5つです。

ツボカビ菌類

ツボカビ菌類は鞭毛をもつ胞子を形成します。
動物でたとえると空気中に精子を放出するようなタイプです。

鞭毛がついているので、動くことができますが、
生産コストが高いのがネックです。

接合菌類

接合菌類は菌糸の一部が配偶子嚢を形成して、
接合(性行為)によって2nの接合子をつくるタイプ。
そこから胞子が飛んで無性生殖するタイプ。

接合菌類の具体例

接合菌類は、

  • ケカビ
  • クモノスカビ

が分類されます。

グロムス菌類

グロムス菌類はアーバスキュラー菌根菌が属する分類です。

子嚢菌類

子嚢菌類は菌糸の接合(性行為)によって誕生した、
子実体ができたその中に袋状の子嚢ができ、
その中に子嚢胞子ができて無性生殖するもの。

接合菌類は一か所から生産するのに対して、
子嚢菌類は子嚢の中から子嚢胞子を大量生産するタイプ。
こちらの方が効率よく増えやすいですね。

動物でたとえると、
接合菌類が子どもが受精卵を生むことで増えるような生物ですが、
子嚢菌類は子どもが精子で増えるような生物です。
子嚢胞子のことを睾丸だと考えるとわかりやすいです。
動物でも陰嚢という字を使いますね。
嚢という字は袋という意味があります。

子嚢菌類の具体例

子嚢菌類には、

  • アカパンカビ
  • アオカビ
  • コウジカビ
  • 酵母菌

などが該当します。

担子菌類

担子菌類は、
菌糸の接合(性行為)でできた二次菌糸によって、
子実体を形成します。

子実体はいわゆるキノコです。

担子菌類はキノコを形成し、
先っちょの担子器の上に胞子を作ります。

担子菌類は子嚢菌類に比べて、
増やすもとである胞子の工場自体を
たくさん生産し、
そこからさらに同時多発的に、
胞子を放出するもので、
担子菌類は菌類界で高度に発達した菌類です。

動物でたとえると、
子嚢菌類はペニスが一本しかない生物であるのに対して、
担子菌類はペニスが複数本あるような生物で同時多発的に増える生物です。

具体的な担子菌類

ツキヨタケ・ムキタケ・シイタケ

©徳島新聞社

これはツキヨタケという担子菌類の生物です。

©山菜図鑑

これはムキタケという担子菌類です。

©きのこ狩 関東周辺

これはシイタケという担子菌類です。

キノコ狩りに長けている人ではないと、
見分けが難しいとされています。

ツキヨタケはいつも光っている訳ではありませんよ。
ツキヨタケには因みに毒があり、嘔吐してしまいます。
食べてしまうと大変ですね。

ムキタケやシイタケは美味しいとされていますが、
生では食べないでくださいね。

オオシロカラカサタケ・カラカサタケ・シロフクロタケ

これはオオシロカラカサタケです。
高さ20cmほどでこれは有毒のキノコです。

©きのこ図鑑

これはカラカサタケです。
これは美味しいとされています。
カラカサタケという名前ですが、
オオシロカラカサタケより高いです。
高さは30cmほどになります。

©図鑑・きのこ

これはシロフクロタケです。
これは食べてもOKです。

このように似ているけれども、
食べれば毒というような生物は自然界ではよく見られます。

また、キノコに関しては、
未利用のキノコもたくさんあり、
ブルーオーシャンの市場だと言えるでしょう。

ベニテングタケ・タマゴタケ

では、毒キノコとは
このような地味なものなのでしょうか?

ベニテングタケ

これはベニテングタケです。
軽い毒があるので、
焼酎に漬けて
皮を剥くと食べられます。

©きのこ図鑑

これはタマゴタケです。食べられます。

という風に、
見た目が派手だから猛毒がある
という訳でもないんですね。

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