モンスーン(季節風)

気候・植生・土壌

風の概要については、以前、

気候と風-風の概要及び目次
風って気持ちいいですよね。まぁ、たまにジメジメして嫌らしいときもありますが…。風は自由に動いているようで、実はある法則に従って無理やり空気は動かされているのです。ある意味、風の宿命ですね。さて、今回は、風の触りの部分だけをピックアップします...

でまとめていますので、
よかったらご覧ください。

それでは本編です。

モンスーンとは?

モンスーンとは、
季節によって風向きが変わる風のことです。

季節風ともいいます。

主に大陸の東岸で発生しやすいです。

季節によって風向きが変わる理由

では、なぜ、季節によって風向きが違うのでしょうか?
それは、以前、

日較差と年較差~陸では大きく、海では小さい~
日較差とは?日較差にちかくさとは、一日の間の最高気温と最低気温の差のことです。たとえば、大阪の天気が最高気温26℃、最低気温14℃だったとします。すると、26-14で12℃となります。一般的に、日較差は内陸部で大きく、沿岸部で小さいという特...

で、お伝えしたように、
陸地は温度変化が大きく、海は温度変化が小さいからです。

さらに、
陸地は温まりやすく、冷めやすく、
海は温まりにくく、冷めにくいのでした。

夏の場合

夏の場合、陸地の温度はどんどん温まっていますが、
海は陸地に比べて、暖まりにくいです。

したがって、陸地と海では温度差がでます。

温度は、陸地>海となります。

温まった空気は温度が高いので、
空気の体積が膨らみ、空気の密度が大きくなります。

空気量はかわらず、大きくなってしまった、
温まった空気は拡散していきます。

すると、陸地から上昇気流が発生します。
上昇気流が発生すると、底部の空気が減るので、
海から空気が流入します。

海から流入する空気の流れが夏の季節風という訳です。

冬の場合

一方、冬は夏の真逆です。

冬の場合、陸地の温度はどんどん冷えていきます。
海は陸地に比べて、冷えにくいです。

したがって、陸地と海では温度差がでます。

温度は、陸地<海となります。

陸地の空気量は変わらないものの、
空気が小さくなってしまい、
陸地へ下降気流が発生します。

下降気流が発生すると、底部の空気量があふれるので、
あふれた空気が海へと流出します。

海へと流出する空気の流れが冬の季節風という訳です。

大陸の東岸・西岸で気候が違う理由

季節風が吹く原理はわかっていただけたかと思いますが、
ではなぜ、季節風は大陸の東岸で吹くのでしょうか?

(四季がはっきりしているのは、中緯度の大陸の東岸が多いです。)

偏西風の影響

それは偏西風の影響の差です。

偏西風は以前、説明したとおりです。

恒常風②ー偏西風ー
コリオリの力自転する地球には、運動するものに対して進行方向を曲げる力が直角に働いています。これをコリオリの力(転向力)といいます。偏西風とは?亜熱帯高圧(中緯度高圧帯)から高緯度側に向かって吹く、西よりの風を偏西風へんせいふうといいます。偏...

上記事にもヨーロッパと偏西風の項目がありますが、
大陸の西岸は偏西風の影響が大きいです。
さえぎるものがありませんし、
先程から何回も言っているように、
海は温まりにくく、冷めにくいのでした。

偏西風の影響も受けて、
大陸の西岸は、比較的気温の年較差が小さいと言えます。

一方、大陸の東岸はどうでしょうか?
偏西風がある風上は陸地です。
しかも、偏西風は山々でさえぎられてしまいます。

すると、陸地は温まりやすく、冷めやすいため、
大陸の東岸は、比較的気温の年較差が大きいと言えます。

モンスーンアジア

モンスーンの影響を受けるアジア地域をひと括りで、
モンスーンアジアといいます。

そのままですね。

ユーラシア大陸の東岸に位置する、
東アジア・南アジア・東南アジアです。

モンスーンアジアでは、
夏場は雨が多く、冬場の雨は夏と比べると少ないです。
年間降水量は最多エリアです。

モンスーンアジアでは、
稲作が盛んです。
約90%の米はモンスーンアジアで収穫されます。

コメント

  1. ヒロちゃん より:

    大陸の東側の気候について、教えて下さい。ロサンゼルスの気候はサバナ気候ですか?地中海性ですか?

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